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XRIT IngesterはEUMETCast、HimawariCast、GOES、GEO-KOMPSAT-2A(GK-2A)、Electro servicesからのLRIT、HRIT、SAF、GOES ABIレベル1Bデータを受信し処理するソフトウェアです。本ソフトウェアはDartcom LRIT/HRITシステムの一部として提供され、静止衛星からのLRITおよびHRITデータの生成、デコード、解凍、アーカイブ、出力を自動的に行います。
出力されたデータはDartcom MacroProソフトウェアを使用して自動的に処理して画像やアニメーションを作成したり、Dartcom iDAPソフトウェアを使用して表示したり、操作することができます。
XRIT Ingesterには以下のような機能があります。
- Microsoft Windows 10 64bitをサポート
 - EUMETCast、HimawariCast、GOES、GEO-KOMPSAT-2A(GK-2A)、ElectroからのすべてのLRIT、HRIT、SAF、GOES ABIレベル1bデータをサポート
 - データ生成、アーカイブ、出力の自動処理
 - マルチスレッド処理による複数サービスの同時データ生成
 - 位置情報の読み出しによる画像プレビューと地図のオーバーレイ
 - Dartcom iDAP画像としてデータを出力し、可能な場合は位置合わせとキャリブレーションを実施可能
 - PCI Geomatica、ERDAS IMAGINE、ENVI/IDL、GeoTIFF形式での画像データ出力に対応(オプション)
 - シリアルポートまたはTCP/IPソケットによるテキストおよびバイナリデータの出力に対応
 - 画面上および電子メールによるアラーム出力での診断機能
 - CGMSおよびEUMETSAT地上局の仕様に準拠した設計
 
- 基本機能
- EUMETCast、HimawariCast、GOES、GEO-KOMPSAT-2A(GK-2A)、Electroサービスから利用可能なLRIT、HRIT、SAF、GOES ABIレベル1bのすべてのデータを、設定後のユーザーの操作を必要とせず、自動的にデータ生成
 - 異なるサービスからの同時データ生成と複数のプロセッサへのスケーリングを可能にするマルチスレッドのレイヤードアーキテクチャを搭載
 
 
- ファイル機能
- Dartcom USB LRITおよびLRIT/HRIT受信機からの自動データ転送を行い、またリード-ソロモンデコード、復号化してファイルとして保存
 - EUMETCastおよびHimawariCast用DVBソフトウェアからの自動的にファイルを取得
 - 取得したRawファイルを最大7日間の保存が可能。
 - サービスやファイルタイプ、データタイプ、プロダクトによるフィルタリングを行い、不要なデータを受信しない
 
 
- 復号と解凍
- 暗号化されたファイルを自動で復号化し、最大7日間の保存が可能
 - 必要に応じて、データタイプ、日付、時間ごとにフォルダを自動作成し、最大366日分のデータをアーカイブ
 
 
- 出力
- 地図オーバーレイと地理的な位置の読み取りによるプレビューを自動的に作成
 - 画像データをシングルチャンネル(グレースケール)またはマルチチャンネル(RGB合成)のDartcom iDAP画像として出力し、可能であれば位置合わせとキャリブレーションを行い、エリア選択によるサブサンプリング、特定のサイズへのサブサンプリング、濃淡調整、ベクトルマップオーバーレイして出力
 - iDAPイメージとしてのチャートや各種気象プロダクト画像の出力に対応
 - PCI Geomatica、ERDAS IMAGINE、ENVI/IDL、GeoTIFF形式の画像データの再投影と出力(オプション)
 - 画像データをPGMファイルとして出力し、8ビットまたは16ビットのデータとサードパーティ製ソフトウェア用のヘッダファイルを添付
 - GOES HRIT EMWINデータを抽出し、Weather Messageなどのソフトウェアを使用してさらに処理が可能
 - 電子メール、シリアルポートまたはTCP/IPソケットによるテキストデータ(サービスメッセージなど)とバイナリデータの出力に対応。
 - 最大366日分の出力データファイルのアーカイブ
 
 
- モニタリングと診断
- 詳細なアクティビティログの取得、画面上のアラーム、メールによるアラーム出力に対応
 - ストレージの空き容量やデータ受信の途切れを監視
 
 






