X-Band EOSシステム 機能/特徴

Dartcom X-Band EOSシステムの構成

スペインのバジャドリッド大学のDartcom X-Band EOSシステム(丸で囲んだ部分)をリフトシャフトの上に設置
ブラジル、クイアバとカチョエイラ・パウリスタの国立宇宙研究所(INPE)のDartcom X-Band EOSシステム
タイ・バンコクのカセサート大学チュラボーン衛星受信局に設置されたDartcom X/L Band EOSシステム

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屋外機器

  • 撥水コーティングを施した直径2mのレドーム(降雨時の信号損失を最小限に抑えます)
  • 1.5mプライムフォーカスアルミパラボラアンテナ
  • ロテータ/ペデスタルとコントローラ(陸上および海上オプション)
  • スカラーフィードホーンと低ノイズブロックダウンコンバータ(LNB)
  • 頑丈で耐候性に優れたGPSアンテナ(レドームの外側に取り付け)
  • 暑い気候のためのオプションのレドーム環境制御ユニット
  • 非常に寒い気候のためのオプションのレドームヒーター

すべての屋外機器は、外部に取り付けられているGPSアンテナを除いて、レドーム内に収納されています。

屋内機器

  • モジュラー式受信機ラック
  • X-Band受信機、オプションのL-Band受信機
  • 無停電電源装置(UPS)
  • オプションの温度センサーユニット
  • 受信・解析PC
  • Dartcom iDAP/MacroProソフトウェアを搭載した表示PC(オプション)

すべてのユニットはラックマウント可能で、オプションの床置きキャビネットに収納して提供することができます。

特徴

  • Terra、Aqua、Suomi-NPP、JPSS、FengYun-3(FY-3)X-Band地球観測衛星からの自動データ受信
  • レベル0、1、2(現在はFY-3のみレベル0、1)への自動データ処理と完全なエンドツーエンドソリューション
  • 限られた予算の中で、低価格でX-Bandシステムを導入可能
  • 最小限の設置工事で簡単に設置可能
  • 1.5mのアンテナシステムをレドームに収納し、風速185km/h(100kt、115mph)での通常運用を可能
  • 最新のRFコンポーネントを採用し、衛星の仰角15°からのデータ受信を可能
    (実測ではTerra、Suomi-NPP、JPSS-1からは仰角7°、Aqua、FY-3からは仰角5°の高品質なデータを受信することができます)
  • インターネットから軌道情報データを自動更新
  • レドーム内温度が限界を超過場合の追跡ロックアウト機能を備えた温度監視ユニット(オプション)
  • 屋外装置は IP65対応
  • モジュール構造によりアップグレードが可能
  • ハードウェアとソフトウェアの診断機能
  • 既存のL-Band(HRPT/AHRPT)システムを、次世代のX-Band地球観測衛星へのアップグレードに対応
  • X-BandとL-Bandの衛星から同じアンテナシステムを使用して受信することを可能にするX/Lバンドの組み合わせオプション