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英Dartcom社のLRIT/HRITシステムは、HimawariCastのDVB(Digital Video Broadcasting)サービスやGK-2AのDirect BroadcastサービスからLRIT/HRIT/UHRIT(Ultra High Rate Information Transmission)データを直接受信し、アーカイブ、処理、表示することができます。

LRIT/HRITデータは、ナウキャスト、数値気象予測、気候モニタリング、気象研究などの重要な情報源となっています。
ひまわり8号や千里眼2A号からは最新の衛星画像が10分間隔で提供されており、天候の予測に貢献しています。

お客様が必要とする要件やご希望の設置場所に応じて、さまざまなアンテナと受信機のオプションを用意しております。
C-Band DVBサービスおよびL-BandのGK-2A LRIT/HRIT/UHRITなどの伝送方式をサポートしています。

受信したデータは、Dartcom XRIT Ingesterソフトウェアにて表示可能なフォーマットに変換され、Dartcom iDAP/MacroProソフトウェアを使用して表示や処理することができます。
データ出力機能では、PCI Geomatica、ERDAS IMAGINE、ENVI/IDLなどの画像処理ソフトウェアに対応したフォーマットや、GeoTIFFなどの標準的な画像データフォーマットにも対応しています。

システムは以下のコンポーネントで構成されます。

• アンテナ
  • 受信する衛星/サービスに応じて様々なサイズをご用意しています。また最寄りのベンダーより入手・設置したアンテナを利用することもできます。また旧方式の衛星受信用アンテナをアップグレードして利用することもできます。
• 受信機
  • さまざまな衛星のデータ配信サービスに合わせて、オプションをご用意しています。
• PC
  • 英Dartcom社によりセットアップされた高性能/高信頼のシステムを利用することもできますが、お客様ご自身にてご用意いただいたPCにセットアップすることもできます。
• ソフトウェア
  • Dartcom XRIT Ingester LRITおよびHRITデータの自動受信処理、アーカイブ、出力を提供します。
  • Dartcom iDAP アニメーション、エンハンスメント、プロダクト作成、地図投影、マスキング、印刷、サードパーティフォーマットへのエクスポートなど、幅広い画像操作と処理機能を提供します。
  • Dartcom MacroPro iDAPが提供する画像処理機能を自動的に実行します。