画像をクリックまたはタップで拡大します。
Dartcom Polar Orbiter Ingesterソフトウェアは、Dartcom X-Band EOSシステムとHRPT / AHRPTシステムの一部として提供されています。
NOAA、Metop、DMSP、Terra、Aqua、Suomi NPP、JPSS、FengYun-3(FY-3)衛星を追跡し、HRPT、AHRPT、DMSP、XバンドEOSデータを自動受信します。
受信したデータは、さまざまな形式や処理ソフトウェアに出力できます。また、Dartcom iDAP / MacroProソフトウェアを使用して、表示・処理することができます。
特徴
- マルチスレッドアーキテクチャにより、前のパスが処理中でも次のパスを受信可能
- 自動衛星追尾・受信・アーカイブ・出力
- HRPT・AHRPT・DMSPデータのキャリブレーションとナビゲーション
- Terra・Aqua・Suomi-NPP・JPSSのデータをNASAのRT-STPSとIPOPP処理ソフトウェアに、FY-3のデータをCMAのFY3L0pp処理ソフトウェアに出力。
- GPS位置と時刻の自動同期
- 衛星軌道情報データの自動ダウンロードと更新
- 温度の監視により、しきい値に達した場合の追尾停止(オプションの温度センサーユニットが必要)
- 画面上のアラームと電子メールアラームを備えた診断機能
- JPSS衛星のLRD信号をサポート予定
衛星追尾
- 衛星の選択、時間枠、緯度制限、データタイプの優先順位付けなどのパラメータを用いて、最大15日間のパススケジュールを自動計算
- 手動でのスケジュール編集も可能
- 最小限の待ち時間と最大更新頻度のため、独立したスレッドによる自動衛星追跡
- LRIT / HRITデータの取り込みを可能にするアンテナ待機モード(オプションのDartcom XRIT Ingesterソフトウェアが必要)
- PCの時刻は、GPSの時刻から20ms以内に自動的に同期
- 受信局の位置をGPSと自動的に同期し、大幅な変更があった場合には自動的にスケジュールの再計算
- 衛星予測データの自動ダウンロードと更新
データ受信
- HRPT・CCSDS・DMSP・X-Band EOSインジェストエンジンは、HRPT・AHRPT・DMSP・Terra・Aqua・Suomi NPP・JPSS・FY-3をサポート
- マルチスレッド・アーキテクチャを採用した受信機の自動制御とデータインジェスト機能により、レイテンシを最小限に抑え、最大のスループットを実現
- HRPT・AHRPT・DMSPデータのキャリブレーションとナビゲーション
- HRPT・AHRPT・DMSPの受信中にライブプレビューを表示し、マップオーバーレイを自動的に濃淡補正し作成
アーカイブと出力
- 日付ごとにパスをフォルダにグループ化するオプションで、最大365日分の受信データを自動アーカイブ
- HRPT、AHRPT、DMSP画像データをDartcom iDAP / MacroProソフトウェアに出力し、表示と処理を実行
- HRPTデータをNOAAレベル1Bやその他のRAWフォーマットに出力し、TIPやDCSなどの補助データと一緒に出力
- AHRPTデータをEPSレベル0フォーマットに出力
- HRPT・AHRPT・DMSPの画像データをPCI Geomatica、ERDAS IMAGINE・ENVI/IDL・GeoTIFFに地図投影して出力
- Terra・ Aqua・ Suomi NPP・ JPSSデータをNASA RT-STPS・ IPOPP処理ソフトウェアに、FY-3データをCMA FY3L0pp処理ソフトウェアに出力
診断とメンテナンス
- アクセスコントロールとパスワードロックで改ざんを防止
- ストレージの監視、重大なイベントのためのオンスクリーンアラームと電子メールアラームを備えたイベントロギング
- 限界を超えた場合の自動ロックアウト機能付き温度監視(オプションの温度センサーユニットが必要)
- 詳細な診断表示、太陽追尾モード、キャリブレーション機能を備えた手動ロテータ制御